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薬液配管の設置における注意点は何か

薬液配管とは特殊な成分を配合した液体を移動させるために使われる配管であり、水で使われる水道管とは使われている素材や構造が大きく違います。

それは水であれば被害があっても水漏れ程度ですが、これが薬液になると含まれている成分から人体に悪影響を及ぼしたり、自然環境を劣化するなどの問題があるからです。

そのため、設置する時は使い方によって変更する必要があります。

薬液は業種で使われている成分が異なっていて、その成分による対応が重要になります。

それは毒性があるものばかりではなく、無害であっても可燃性が高かったり、揮発して気体になって周囲に拡散しやすいなど特徴があるからです。

これが水のように人体に無害で大きな影響を与えない液体との違いであり、この点を考慮して設置しなければ、大きな問題に発展する可能性が高くなってしまうでしょう。

毒性の高い薬液配管は液体が漏れないように気密性を高めると共に、周囲に空気の流れを確保して、有毒な気体が充満しないようにしなければいけません。

これは可燃性液体でも同じであり、壁などに密着して設置してしまうと、気化した気体が滞留して非常に危険です。

送風機で人工的に気流を作ってもいいのですが、そのような機器を使わなくても常に空気の流れを維持させることが大切です。

他にも配管の中を液体が流れていると摩擦から静電気を発生してしまうので、帯電を防止する措置も必要になるでしょう。

静電気は物体が擦れることで発生し、人間にも蓄積されるので危険性が無いような印象がありますが、静電気でも発熱量が高く簡単に発火してしまうので、帯電防止も実施しなければいけません。